石田修・板木雅彦・櫻井公人・中本悟編『現代世界経済をとらえるVer.5』(東洋経済新報社、2010年)が、このたび4月29日付(奥付による)で刊行されます。この本は、定評ある世界経済のテキストの第5版で、わたしも、第11章「低開発と貧困削減」を担当しました(注)。これまでの版と比較すると、コンパクトに、またわかりやすいテキストになっていると思います。
配本は、来週の予定です。アマゾンでも4/16発売予定となっていますので、おそらく来週か、おそくとも再来週には、店頭に並ぶはずです。ぜひ手にとっていただければと思います。
(注)わたしの担当した章では、「開発のミクロ経済学」についても、項を設けて取り上げています。 もとより本書は、伝統的に新古典派経済学には与しない研究者によるテキストとして版を重ねてきておりますから、今回、「開発のミクロ経済学」が取り上げられていることに違和感を覚えるという方が、おられるかもしれません。
しかし、「開発のミクロ経済学」は、開発研究において、もはや到底無視できないテーマになっています。わたし自身が開発のミクロ経済学的な研究を進めているわけではありませんが、開発のミクロ経済学という領域そのものを無視することは、適切さを欠くように思われます。このため、このたびの第5版で初めて、取り上げることとした次第です。
2010年4月10日土曜日
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