2012年8月2日木曜日

免許状更新講習を、行ないました

今日は、教員免許状更新講習を、朝から夕方まで行ないました。現職の学校教員が10年に一度受けなくてはいけないという、あの講習です。30代・40代・50代の学校教員計55名ほどを相手に、5時間の講義+1時間の試験でした。ちなみに私の授業の受講者の学校教員は、幼稚園・小学校・中学校・高校などさまざまですが、中学校の先生が一番多かったです。

私の講義のタイトルは、「21世紀の世界をどう見るか――人口・エネルギー・食糧から考える人類の過去・現在・未来」。内容としては、人口・エネルギー(特に石油)・食糧という3つの観点から、人類と世界経済の過去・現在・未来(21世紀)を大づかみに考える、というものでした。おおむね興味深く聞いていただけたように思います。ありがとうございます。

講義を担当してみての感想ですが、普段学生さん相手にするのとは違う、年長者を相手にすることならではの面白さが、ありました。私は専門家の端くれですが、いかんせん40代・50代の方が経験してきた1950年代・60年代の生活については、経験していないので、皮膚感覚としてはわからない部分があります。ですが今回、受講者から教えてもらったことがありました。また、「年長者ばっかりを相手に授業するのは、大変だったでしょう」と労ってくださった方も、おられました。うれしかったです。

それはそうと、受講者からのアンケートを見ていると、「暑い」とか「寒い」とか、いろいろな意見が出てきてしまいます。わたしは教室に温度計を持ち込み、28度を僅かに下回る程度で室温が維持されるよう、エアコンの調整に気を配っていました。また、エアコンの風の向きについても、受講者に直接当たることがないようにしていました。ですが、ここまでしてもなお、まったく正反対の意見が出てくるのです。一定数の人間が揃うと、本当にいろんな意見の持ち主が出てくるのだということを、あらためて痛感させられました。

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