2013年2月12日火曜日

新日鉄住金・君津製鉄所の見学に出かけました

今日は、ゼミの一環として、新日鉄住金の君津製鉄所へ工場見学に出かけました。こちらには、3年前にもゼミ生ともにお邪魔したことがありますが、当時の社名は「新日鉄」でした。新日鉄と住金とが合併したのが昨年10月ですので、「新日鉄住金」になってからの訪問は初めて、ということになります。

さて前回、3年前に見学に行った際は、特に準備をせず、いきなり出かけました。ですが、これはやや失敗したと感じていました。というのも、鉄鋼産業の現状とか、銑鋼一貫製鉄所の諸工程(製銑(高炉)→製鋼(転炉)→圧延)についての知識なしにただ漠然と見学しても、学習効果は低い、ということがわかったからです。もちろん知識なしに見学しても、面白くないわけではない。しかし、事前に勉強して知識を得ておいたほうが、知識なしの場合よりも、何倍も面白く見学できるのです。料理のみならず勉強でも「下準備」が大事です。

というわけで今回は、1月のゼミで、鉄鋼産業の現状や、銑鋼一貫製鉄所の諸工程(製銑(高炉)→製鋼(転炉)→圧延)について勉強する機会を設け、その上で見学に出かけました。見学中のゼミ生達の反応を見ていると、やはり「予習」の意味はあったようで、今回は、前回以上に学習効果の高い工場見学になったように思います。

新日鉄住金は、世界で第2位の鉄鋼メーカーであり、このうち君津製鉄所は、同社で最大の鉄鋼生産量を誇っています。こういう世界に冠たる大企業の主力工場に簡単に足を運べる地の利に恵まれていることに感謝したいと思いますし、そのうちゼミ生たちが、今度は学校教員として児童生徒を連れて見学に行ってくれたら、と願っています。

第四高炉前にて。今から35年前、鄧小平氏は初訪日した際に、この君津製鉄所を訪れています。おそらく、彼もこの第四高炉を見たことでしょう。

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