2011年9月5日月曜日

漸減している大学生への仕送り額

今日の日経新聞に、下宿している大学生への仕送り額の変遷のデータが載っていました。データは、全国大学生活共同組合連合会が、全国の下宿している大学生5000名余りを対象に調査して得られたものです。詳しい数値は同連合会のサイトにあります

これによると、2000年には9万7120円だった平均仕送り額が、2010年には7万1310円にまで下がっています。もっと驚くべきことは、学生の仕送り額を、「月に10万円以上」「月に5万円以上10万円未満」「月に5万円未満」の3つに分けた場合に、2001年までは、下宿学生のうち6割以上が「月に10万円以上」だったのに、この比率がどんどんと低下しいまや3割強にまでなっていること、そして2010年には「月に5万円以上10万円未満」が最も多い層になっていることです。また、「月に5万円未満」も、2002年から上がりはじめ、いまや25%を超えています。この調子だと、近い将来に、「月に5万円未満」の率が「月に10万円以上」の率を上回る可能性もありそうです。

わたしが大学生だったのは、1990年代前半から後半にかけてですが、親からの仕送りは1年次が月10万円、2年次以降は月10.5万円でした。当時わたしは朝夕2食つきの賄いつきの下宿(こういう下宿は当時も絶滅寸前でしたが、いまはもっと見当たらないでしょう。というか、「賄いつきの下宿」というものをイメージできない学生さんが多いかもしれません)に住んでいて、大家さんに払う費用は1年次が月5万円、2年次以降は月5.5万円でした。さすがに残る5万円では苦しいので、大学の無利子の奨学金を月に3.5万円もらっていましたが、このおかげで生活に苦労することはありませんでした。若干のバイトもしましたが、バイトなしでもやっていける状態でした。

この調査からすると、今の時代、月10.5万円の仕送りは多いほうなのでしょう。しかし今の学生さんは驚かれるかもしれませんが、私が大学生だった時、私よりも多く仕送りをもらっている友人がゴロゴロいました。わたしの大学時代の親友2人からは、ともに月13万ぐらい仕送りしてもらっていると聞いた記憶があります。

もちろんこの額は、平均なので、学生の住んでいる場所が地方か都会かなどで違うかもしれません。しかし景気低迷とデフレの影響がハッキリ出ていることは否定できないでしょう。わたしもゼミの学生さんとのコンパのときには、もう少し財布を緩めたほうが良いのでしょうか。しかし勤労者である現役世代にとっても、景気低迷とデフレの影響で、給与水準も生涯年収も下がってきています。まったく悩ましい話です。

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