2012年5月30日水曜日

OB訪問

今日は、ゼミのOBが、研究室を訪ねてくれました。学校教員となった教え子で、一年ぶりの再会でした。

昨年の訪問時と同様にちょうど中間テストの時期だということで、たまたま早く帰宅できる日だったようで、普段は授業準備と部活指導に忙しいなか足を運んでくれました。授業での工夫を聞かせてもらったり、授業ノートを見せてもらったりして、教員として着実に成長しているさまを、はっきりと感じることができました。

私もそうですが、最初から授業がうまく出来る人というのは、皆無ではないにしろごく僅かしかいません。そういう意味では、知識の絶対量よりも、つねに知識を吸収し続けようとする姿勢や、自身の授業内容を省みてブラッシュアップしようとするマインドのほうが、遥に重要です(そもそも20代の人間の知識量など、しょせん限られています)。よい教員になれるかどうかを左右する要因は、こういう姿勢やマインドを持ち合わせているかどうかではないかと思います。訪ねてきてくれたOBはまだ二年目ですが、授業での工夫ぶりや方法などは、今後も確実に成長していってくれること間違いない、と確信させてくれるものでした。更なるご活躍を期待しています。

2012年5月18日金曜日

アフリカ経済研究会@明治大学

今日は、明治大学でのアフリカ経済研究会に出席し、小林周さん(慶應SFC研究所上席所員)のご報告「カダフィ後の新生リビアを訪問する」を拝聴してきました。

リビア内戦の経緯や、現在のリビア国内の政治情勢といった最近の動向はもちろんのこと、リビア史におけるカダフィ政権の位置付けや、リビアの東部(トリポリタニア)・西部(キレナイカ)・南部(フェザーン)という3つの地域的特性なども勉強することができました。日本では、リビア内戦をめぐる報道はNHKも含めてすべてが、「東部と西部が対立している」という図式になってしまっており、南部が独自性を持った地域として存在していること自体が認知さえされていないような状況なので、この地域的特性の点を特に興味深く聞きました。南部には少なからぬ外国人(ブラック・アフリカン)が流入しているのだそうです。また、リビアと北朝鮮、リビアと中国の関係なども伺うことができました。

リビアの今後についてですが、おそらく「アフガン化」はしない、というのが小林さんの見立てでした(私もそう思います)。とはいえ、国家再建に向けた前途はなかなか多難で、既に「カダフィ時代のほうが良かった」というような声も出ているそうです。新政権は、地域間の対立と地域格差を乗り越え、復興・再建の果実を国民にあまねく行き渡らせなければなりません。さもなくば、国民が新政権に納得できず、ひいては再度の混乱もありうるのかもしれません。今後に注目です。