2012年11月17日土曜日

「誰も知らない基地のこと」

映画「誰も知らない基地のこと」を、先日見ました。

これは、沖縄、ディエゴ・ガルシア、そしてイタリアのビチェンツァといった米軍基地に悩まされている地域の人々の声と、チャルマーズ・ジョンソン、ノーム・チョムスキー、キャサリン・ラッツといった米国の世界戦略・軍事戦略に批判的な声を上げてきた学者へのインタビューとを組み合わせながら、米軍基地の世界的な展開と、それが各地で引き起こす問題を取り上げたドキュメンタリー映画です。このなかで、冷戦が終わってから、世界各地の米軍基地が冷戦中よりも増加していること、それがこの間の中東・東欧・中央アジアといった紛争地を中心に増えていることがはっきり示されていたのが、印象的でした。こういうことには、個別地域の基地(たとえば沖縄)だけを見ていると、なかなか目が行き届きません。他方で、辺野古や高江のヘリパッドを、米軍基地のグローバルな増殖過程の一環として捉えなおすことの必要性にも、気づかされます。

この映画は、首都圏では夏に公開されていましたが、先月の沖縄での米兵による暴行事件をうけて、急遽アンコール上映されています。驚くべきは、これがたったの500円で見られる、ということです。上映映画館であるUPLINKさんのこの映画に対する強い思い入れのようなものを感じます。学生さんたちに、お勧めしたい映画です。

http://kichimondai.com/
http://www.uplink.co.jp/movie/2012/3556

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