2014年5月1日木曜日

学校教育法改正への反対について

「学校教育法改正に反対するアピール署名をすすめる会」に賛同し、名前を連ねました。


学校教育法改正に反対するアピール署名をすすめる会
http://hp47.webnode.jp/


2014年3月30日日曜日

青森市の風土と住環境

週末に所用があって青森市に行ってきました。青森県には何度か足を運んだことがありますが、青森市については駅での乗り換えを何度か経験したことがあるぐらいで、市内を歩いたのは初めてでした。

さて、青森市内で住宅を見ていて思ったのですが、北海道との共通点が非常に多いと感じました。誤解を恐れずに言うと、ここは本州ではなく北海道だと思います。

まず、一軒家では、玄関にフードがあります。これは見たことがない人にはわかりにくいのですが、要は玄関が二重になっていることで、寒さをしのげる。これがあることのメリットとしては、ほかにもあって、たとえば室内に入れるわけにはいかないが外に置いておくと雪に埋もれかねない除雪用具などを、玄関の外かつフードの内側に置いておけます。また、瓦の屋根などなく、傾斜のある金属製の屋根か、無落雪の平らな屋根ばかりです。さらに、戸外に大きな石油タンクがあります。つまり暖房のエネルギーを灯油に頼っており給油管が室内につながっていることを意味しています(このあたり、本州の人には仕組みがわからないでしょうが)。こうした点は、すべて北海道と共通している一方で、首都圏以西では見られないものです。

他方で、マンションに目を向けてみると、首都圏では一般的な外廊下というものがありません。エレベーターは、「2戸1基」もしくは「3戸1基」になっているようです。寒冷地では、外廊下を設ける場合には、そこに雪が入り込むのを避けるべく、外廊下の壁を透明もしくは半透明のフードで覆う必要があります。昔のマンションでは、このタイプが確かにあったのですが、最近は、外廊下そのものを設けないというのが一般的です。この場合、外廊下に部屋が面するということがなくなるので、プライバシーが向上するというメリットがあります。どうしてこのすばらしい仕組みが首都圏で普及しないのかというと、「2戸1基」もしくは「3戸1基」でエレベーターを設ける必要があり、そうなると分譲価格がすこしだけ高くなるからです。いずれにしても、マンションに外廊下がないこと、これも北海道と青森市で共通しています。

青森市は本州の一部です。しかし風土に規定される住環境という観点からみると、首都圏よりもむしろ北海道との共通点のほうが多いのではないかとさえ思われます。ついでに言うと、道路の傷み具合なども共通しているように感じました。これは雪と除雪作業によって、アスファルトが傷むためです。

それにしても、いつも思うのですが、こうした温帯圏と亜寒帯圏とで異なる一軒家やマンションの仕組みの境目(境界線)は、どのあたりになるのでしょうか。東北のどこかであることは間違いありませんが・・・。

2014年3月24日月曜日

卒業式

3名のゼミ生を送り出しました。ご卒業おめでとうございます。健康とご活躍をお祈りしております。

2013年12月5日木曜日

「特定秘密保護法案」への反対声明(12月5日付)

日本平和学会会員有志一同:「歴史に逆行する『特定秘密保護法案』に反対し即時廃案を求める声明」(12月5日付)

http://www.psaj.org/html/statement2013.12.5.pdf

2013年12月3日火曜日

「特定秘密保護法案」への反対声明

日本平和学会の会員として、有志による「特定秘密保護法案」への反対声明に名を連ねました。


日本平和学会会員有志一同:「歴史に逆行する『特定秘密保護法案』に反対し即時廃案を求める声明」(12月3日付)
http://www.psaj.org/html/statement2013.12.3.pdf



2013年11月1日金曜日

映画「標的の村」を見て

映画「標的の村」を見ました。

2009~10年の民主党・鳩山政権のおかげで、沖縄の米軍基地問題、とりわけ普天間基地の辺野古移設問題は、よく知られるようになったと思います。しかし、依然としてあまり知られていない沖縄の基地問題が、あります。沖縄本島の東村(ひがしそん)高江地区の米軍ヘリパッド新設問題は、その一つです。

これに反対して工事車両を入れまいと道路に座り込んだ高江の住民に対して、日本国政府は、「通行妨害」という名目で、住民15名を裁判に訴えるという、前代未聞の動きに出ました(現在、裁判は継続中)。これは、いわゆるSLAPP訴訟(反対意見を封じ込めることを目的として、権力のある側が個人を訴える裁判のこと)であると思われます。アメリカでは、SLAPP訴訟は多くの州で禁じられているそうですが、我が国ではこうした訴訟を、政府が率先して行なっているという、たいへんに情けない状況です。

しかも、被告にされた住民15名のなかには、反対現場に行ったことさえない7歳の子供が含まれていたのです。これがSLAPP訴訟でないとしたら、いったい何なのでしょう。

この映画は、もともと高江地区とそこで暮らす人々に焦点をあてた琉球朝日放送によるテレビドキュメンタリー番組でしたが、全国的な反響をうけて、また最近のオスプレイ配備の動きなどをうけて、大幅に拡張された、見ごたえのあるドキュメンタリー映画です。沖縄で基地をめぐり繰り広げられている多様な暴力(それは、直接的なものとは限りません)が、日々の報道を生業とするテレビ局のカメラならではの迫力で、生々しく描き出されています。その迫力はすさまじく、多様な暴力の一つ一つを、涙なしで見ることは、とてもできません。

「高江にゼミの学生を連れて行ったら、住民から話を聞いた女子学生がぼろぼろ泣き出したよ」とは、関西のある大学に勤める友人が昨年に私に語った言葉ですが、こう聞かされたとき、正直言ってよくわからなかった。ですが、この映画を見て、はじめて、その女子学生の気持ちがわかった気がしました。それにしても悲しくなるのは、こうした多様な暴力が、東京の主要メディアではほとんど報道されていない、ということです。特にテレビがひどい。

「標的の村」という映画のタイトルは、もともとベトナム戦争の時代に、当時沖縄を支配していたアメリカが、高江の住民を駆り出し、彼らにベトナム人の役割をさせながら戦闘訓練を行なっていたことに由来しているようです。このこと自体、驚きですが、映画を見ていてもう一つ驚かされたことがあります。それは、この訓練において、枯葉剤が使われたという元米軍兵による指摘です。枯葉剤が米軍統治下の沖縄でも使われていたのがもしも事実なのだとしたら、たいへんなことだと言わねばならない。

映画でもっとも印象的だったのは、たしか最後のほう、普天間基地のゲートでの座り込みを排除すべくやってきた警察官に対峙した女性の一言です(このシーンは、Youtubeにアップされたこの映画の予告編でも見ることができます)。沖縄の基地をめぐる構図の本質として、監督の三上智恵さんがもっとも伝えたかったことは、これだったのではないか。そう思いながら、帰宅後に、彼女のインタビューをネットで探し出し、おそるおそる読んでみましたが、どうやら私の理解で間違っていなかったようで、少しホッとしました。

この映画で優れていると思うところはたくさんありますが、その一つは、沖縄の音楽文化の豊穣さをうまく取り入れている点です。沖縄の人々の生活に根付いている唄や音楽が、ストーリーのなかでじつに効果的に取り入れられ、紹介されていて、見る者は感情を揺さぶられる。おかげで、内容はシリアスでありながら、単に硬派なだけのドキュメンタリーとは一線を画した映画になっています。このように映画のなかで音楽をうまく使っていることは、三上さんが沖縄民俗に精通していることと無縁ではないような気がします(まったく勝手な推測の域を出ませんが)。

Wikipediaによれば、三上さんは、千葉県の東葛飾高校のご出身だそうです。千葉大では、東葛飾高校の卒業生がたくさん学んでいますが、彼らには、母校の先輩が作ったこの素晴らしい映画を、ぜひ見て欲しい。もちろん東葛飾高校の卒業生以外にも。そう強く願います。そして、見るときは、涙を拭くハンカチをくれぐれも忘れずに。「ハンカチは持っていったけれど、使わなかった」-そういう人とは友達になりたくはない。そんな映画です。



○映画「標的の村」公式サイト:http://www.hyoteki.com/
○琉球朝日放送「標的の村」公式サイト:http://www.qab.co.jp/village-of-target/
○やんばる東村 高江の現状:http://takae.ti-da.net/c144676.html



2013年10月16日水曜日

卒業生から朗報が舞い込みました

昨日晩、ゼミOBのH君から、携帯に着信がありました。H君は礼儀正しく律儀な男ですので、その日に合格発表のあった千葉県の教員採用試験の結果を知らせる電話に違いない。そう思いながら電話を取ると、明るい第一声です。「これは、きっと合格の知らせに違いない!」と思ったら、案の定、その通りでした。そして、同期のOさんも、同じく合格したと伝えてくれました。二人揃っての合格で、本当に良かったです。

さらに今日になって、今春に卒業した別のOBのS君からも、メールがあり、やはり千葉県の教員採用試験に合格したとのうれしい知らせを貰いました。故郷に戻って臨時採用の講師をしながらの再チャレンジでしたが、来春から千葉県に戻れるようです。

これで、正規採用の教員を目指しながら卒業時にはその職に就けず、臨時採用で頑張っていたOB・OGが、すべて正規の教員採用試験に合格してくれたことになります。一説によると、このところ、採用側は新卒者の合格率を絞っており、臨時採用で1~2年経験を積ませながら適性を見極めたうえで合格させる傾向にあるとも聞きますが、ともかく皆さん臨時採用という試練によく耐えて合格してくれました。おめでとう!私としてもうれしい限りです。また遊びにいらしてください。