2016年3月27日日曜日

本を恵投いただくことのお礼と対応

研究者ならではの同業者との交流の一つとして、(単著、共著にかかわらず)著書をお送りいただく、ということがある。本の値段としては、一冊3000円とか4000円、なかには5000円を超えるものの場合もある。これらの金額の出所としては、印税を献本に振り向けている場合もあるとはいえ、著者の持ち出しである。いうなれば、著者から数千円を貰っているのである(現金ではなく現物であるとはいえ)。たとえこのように考えなくても、人から物をもらっているのだから、当然ながら、何らかの形でお礼を述べないといけない。

私は大学院時代の師匠に、こう教わった。「献本されたら、必ずお礼状(葉書)を書け。お礼状はすぐ送れ。一週間後なんてのは遅すぎる。本を受け取ったその日のうちに書け」と(注)。もちろん、その日のうちというのは、実際には難しいこともあるのだが、遅くとも3日以内には書き送るようにしている。

もう一つ、昨年からはじめたことがある。それは、献本をいただいたら、勤務先の図書館にその本の購入を推薦する、ということである。これで購入されたら、売り上げが1冊増えるので、自腹を切ってお送りいただいた著者に恩返しができる。お礼状を書くというのは一般的であるが、この「購入推薦」をしているという話は、あまり聞いたことがない。でも、多くの研究者がやるべきではないか、と思っている。


(注)
その日のうちにお礼状を送ろうとすると、内容を読んでその感想を述べる、ということはできない。したがって、「それでは失礼だ、きちんと内容を読んでからお礼状を書くべきだ」という考え方もある。しかし、私の師匠が言っていたのは、「『きちんと内容を読んでから・・・』と思っているうちに時間が経ってしまうものだ。でも、それではまずい。だから、読む前に、まずはすぐお礼状を書け」ということだった。私も、この考え方を踏襲している。



(追記)
論文の抜き刷りをお送りいただいた場合の対応は、どうするべきか。抜き刷りもタダではなく、作成にあたって著者が実費を負担している場合がある。私は、お送りすべき自分の最近の抜き刷りがあれば、お礼状と一緒に抜き刷りを送ることはある。お送りすべき抜き刷りがなければ、お礼状ではなく、メールでお礼を述べることが多い。つまり、本と論文の抜き刷りとでは、お礼の述べ方にすこし差がある、ということになる。


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